群馬県高崎市の内科・呼吸器科・睡眠呼吸障害のクリニック
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医療法人恒信会 こやぎ内科内科、呼吸器科、睡眠呼吸障害
所在地 〒370-0071 群馬県高崎市小八木町2031-6
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●COPDについて      ●COPD: 息切れを軽減する工夫>>      ●COPD: 食事について>>      ●肺年齢>>    

 


◎ COPD(シー・オー・ピー・ディー)について

 

◆どんな病気?

 

 

COPDは慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)のことで、別名、「タバコ肺」と呼ばれています。
長年の喫煙が原因で、気管支や肺に炎症が起き、その結果、気管支が狭くなったり、肺が壊れたりする病気です。
空気が気管支の中を往来することで、ヒトは呼吸をしています。COPDではその気管支に炎症が起き、ついには、狭くなってしまいます。咳(せき)や痰(たん)は気管支の炎症の症状です。気管支が狭くなると速く呼吸できなくなり、息切れや呼吸困難が生じます。

 

◆患者さんの数

 

 

日本に500万人以上のCOPDの患者さんがいると考えられています。このうち、COPDの治療を受けている患者数はわずか23万人で、多くの患者さんが診断も治療もされない状態となっています。
また、2006年の日本における死亡原因の調査では、COPDは全体の10位、男性では8位。COPDによる死亡数は今後さらに増加すると予想されています。

 

◆COPDの原因

 

 

タバコです。タバコを吸わない人はほとんどCOPDにはなりません。

 

◆タバコを何本吸ったらCOPDになるか?

 

 

COPDになりやすいかどうか(感受性と呼びます)には、大きな個人差があります。
ですから、80歳でも元気なヘビースモーカーが居る一方、40歳台でCOPDを発病する人もいます。
一般的には、総喫煙本数が多いほどCOPDになる確率が高く、
  1日20本を20年間喫煙すると約20%
  1日60本を20年間喫煙すると約70%
でCOPDを発病すると報告されています。

 

◆COPDの症状は?
    「体を動かした時の息切れ」が代表的な症状です。
病気が進行すると安静時にも息苦しくなりますが、当初は階段を昇るときなど、呼吸が速くなる時にだけ息が切れます。
「長引く咳や痰」、「運動をした時や風邪を引いた時のヒューヒュー、ゼイゼイ」は、より早期のCOPDの症状です。

  ◆COPDが疑われるのはこんな人
 
40歳以上のタバコを吸っている(吸っていた)人で
  ○咳や痰が長引く
  ○階段を昇ると息切れがする
場合です。

  ◆どのように診断するか
 
1) タバコをどの位吸っていたか、咳や痰、息切れのなどの症状について確認します。
2) 胸部の診察で、胸のかたちや呼吸音等を確認します。
3) 胸部レントゲン写真を撮影し、肺の壊れ具合や、肺がんの合併の有無をチェックします。
4) 肺機能検査で呼吸する能力を測定し、COPDの診断を確定します。COPDは「タバコ等の有害物質を長年にわたり吸い込んだ結果、肺に炎症が起こり、呼吸(息を吸ったり吐いたりすること)がしにくくなる病気」と現在定義されています。なので、肺機能検査で、どの位息が吸えるか、どの位速く息を吐き出せるか、調べないと診断ができなくなっています。
5) その他、一般血液検査、動脈血ガス分析検査、、心電図、胸部CT検査等を適宜行います。

  ◆COPDは肺だけの病気ではありません
 
COPDは肺がんの合併が非常に多い病気です。
骨粗鬆症や狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など肺以外の病気をしばしば合併します。

  ◆COPDの治療法
 
1) 禁煙
禁煙に勝る治療法はありません。ですから、まず禁煙です。禁煙は早ければ早いほうが良いです。自力で禁煙が難しい場合は、医療機関の禁煙外来を受診しましょう。禁煙補助剤を使えばずっと容易に禁煙ができます。
2) くすりによる治療
気管支を拡張させ、呼吸困難を緩和する薬が中心になります。口から肺に吸い込む薬(吸入薬)
が主に使われてます。
3) ワクチン
肺炎球菌ワクチンはインフルエンザワクチンは、肺炎予防に有効です。
COPDの患者さんは、肺炎にかかりやすく、かつ、肺炎にかかると生命の危険に直結します。
肺炎球菌ワクチンは5年に1度、インフルエンザワクチンは毎年、是非接種してください。
4) 栄養管理
COPDにかかると、呼吸するために多くのカロリーを消費し、痩せやすくなります。痩せ細ってしまうと寿命が短縮することが証明されています。十分な栄養を摂取し、体重減少を防ぐことが大事です。
5) 運動
息苦しいと、ついつい安静にしがちです。
座りっぱなしだと、途端に足腰や呼吸する筋力が衰えてしまい、息苦しさがさらに強くなってしまいます。
日々の運動、特に歩くことが重要です。
6) 在宅酸素療法
COPDが進行し、十分な酸素を肺から取り込むことができなくなった場合は、酸素を吸入して補います。入院ではなく、自宅で行う酸素吸入が在宅酸素療法です。
     
 
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